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京都の五山送り火中継の思い出 (8/16) [京都]

8月16日は、京都では五山の送り火が行われ、京都に生まれ育った私達には
とても大切な日です。写真は、今年のものです。

DSC09114ss.jpg

大文字(如意ヶ岳)です。

DSC09121ss.jpgDSC09119ss.jpg

妙法です。

DSC09122ss.jpgDSC09127s.jpg

船形と左大文字です。

鳥居形は、残念ながら撮影場所からは見えません。

五山送り火については、京都市観光協会のサイトをご覧下さい。
https://www.kyokanko.or.jp/okuribi/

ーーー

前職に在籍してた数年前までは、この日はほぼ日刊イトイ新聞さんと
送り火中継を行っていました。
偶然ですが、私の退職後には中継は行われていないようです。

夏休み中にシステムを作っていて、本当に大変で色々ありましたが、
良い思い出になっています。(私の担当は、UI/UX設計とシステム構築及び、
ネットワーク調整です)

元々は、DVカメラ等で中継していたものですが、時代とともに、携帯電話で
画像が送れるようになり、ほぼ日刊イトイ新聞 (以下、ほぼ日) の読者さんに
中継して頂く事になったものでした。
その時は、本当に携帯電話の画像で中継できるのだろうかと心配したのですが、
ほぼ日読者の中継員の方々の励ましを頂いた事もあり、大変有り難かった事を
覚えています。

この中継は、携帯で画像をメール添付で送ってもらったものを、画像と文章に
デコードし、中継するシステムでしたが、携帯電話を中継機器とした最初の年は、
文章を掲載していませんでした。
それでも、中継員の方が画像の説明文もともに送って下さっており、その内容が
大変面白く、次の年は画像とともに文章も掲載するようになりました。
地図とともに掲載するようになったりと、その年の新しい技術を少しでも取り入れる
ようにしていました。

スマートフォンが出て来た頃には、動画の中継もUstreamで行っていました。
動画で中継して下さっている間に、周りの風景や音、本当に情緒ある中継でした。
中継が終わると、会社に戻って来て下さった中継員の皆さんとの語らいも
楽しいものでした。

そして、UI/UXを生業としていたので、中継が終わるとログ等を分析して
論文も書いていました。
単に綺麗、面白いで終わるのではなく、きちんと分析結果を残し、
次の年に活かしていました。
その結果は、文章にしておかないと残る事はなかったように思います。

今では画像とともに、文章をSNSで共有をするのは普通ですが、
当時としては、それはめんどうで誰もそのような事をしないのではと
言われたこともありました。
時代の流れと、その初期の時代を見比べるのも趣があります。

毎年発表していたモバイル学会では、名物ぽくなっていたようです。
学会の先生方からもたくさんの知見をいただいて、本当に有り難かったです。

現在、スマートフォン、タブレットが世の中に普及し、
中継の技術も利用できそうな新しいものも出て来ており、中継も面白い展開が
あったのではと惜しんでくださっていたようです。

中継のシステムは、実はサーバーサイドは、perlで書いており、YAPC::Asia 2010 に LTとして発表した事もあります。自分の勉強会以外でのLT、本当に緊張しましたが、
良い経験となりました。
そのYAPC::Asiaも今年で最後です。
今回は聴講だけですが、最後のYAPCを楽しんで来ようと思います。

そして、ほぼ日読者の中継員の方、ほぼ日のハリーさんあっての中継だったと思います。
その節は本当にどうもありがとうございました。
いつか中継に関わった皆さんと集まって、語らう日が来ると良いなあと思っています。
機会があれば、新しい中継のシステムも作ってみたいものです。

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