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HIS2008 WS6:魅せましょう! 私の研究 [学会]

このワークショップは、9/2に行われた
HIST (ヒューマンインタフェース学会若手研究者メーリングリスト)
の企画です。

企画趣旨は

「研究には魅力があって当たり前、どんな売り込み(アピール)が必要?」

です。

オーガナイザの先生方々

東北大学 大学員工学研究科 高橋信氏
神戸大学大学院工学研究科 寺田勉氏
NPO法人 KGC 代表 柴田有三氏
有限会社セクレタリアット 代表取締役 林康恵氏
関西テレビ放送株式会社 政策技術部 中島啓氏


■東北大学 大学員工学研究科 高橋信氏
・研究が社会のために役立つか?
・興味本位になっていませんか?

 研究者が犯す間違い
 ・専門用語の乱用
 ・過大な思い込み
 ・欠如モデル
  相手はわかっていないと思ってしまう
  
 双方向コミュニケーションではないのでは?
 プレゼンの相手が
 ・何を求めているか?
 ・何が判らないか?
 ・何を知りたいのか?

 「聞くことの力」鷲田清一氏

 誰が技術を評価するのか?
 市民参加型テクノロジーアセスメント(pTA)
 専門家のみの技術評価に対する不信感
 専門研究家の社会的視点の不足
 一般市民との交流を通じた技術の意義の再確認


神戸大学大学院工学研究科 寺田勉氏

・プレゼンで研究の魅力が10倍になることはまあない
・0.01の魅力の研究を10倍にしても、価値は0.01
・インターフェイスで生活が変わるかも
          幸せになる人が増える
          価値観を引っくり返したい

・例としてドラゴンボールのスカウターの魅力の例
 ・敵の強さを比較
 ・コンピュータを身に着けて、しなくてよいことはしなくなる
 ↓
 ・想像させる
 ・単的に見せる
 ・わかりやすいキャッチ

・新しいモバイル楽器を考えた場合
 ・ライブしてみせる
 

■NPO法人 KGC 代表 柴田有三氏

1.思想(哲学・宗教)を学ぶ
2.世界の文脈を知る
3.独自の研究を地道に続ける

柴田氏の研究会

 不思議の原理
 「人と自然のインタフェース」研究会
 「いきいき金属」研究会
 「気功を厳密に原理解明する」研究会
 「場のダイナミクス」研究会
 等々

 研究を続けるための人脈作り(ドバイでの例)
 ・一点もの、逆張りが好き
 ・日本人はとっても少ない
 ・競合、バンカー

 研究会、交流会参加
 ↓
 ホームパーティ
 ↓
 友人になって、じっくり関係作り(友人には売り込まない)

1.自分の思想:正解の常識、偉人の思想にどれだけ反しているか?
2.自分の研究でわかったこと


■有限会社セクレタリアット 代表取締役 林康恵氏

・15年HIとの関わり
・産学研究
・ゲームに関する評価を出せないか?
・製品が価値があるという、企業が求める研究のお墨付き
・研究に対するお金と時間
・タレント性だけを求めるのはどうか?
・学生の納期意識の低さ
・小さな手がかりから、大きなプロジェクトへ
・判りやすい研究紹介
・クライアントのコミュニケーション
・人としての魅力


■関西テレビ放送株式会社 政策技術部 中島啓氏

マスメディアの興味を引く

・ナレッジキャピタル
・マスメディアと研究者としての距離感
・興味を引く点
 ・インターフェイスの分析手法
 ・新しい媒体になり得るもの
 ・現実と仮想の入り交じる作品
 ・発想の凄さ

興味を削ぐポイント
・奇麗な後付け
・調査が少ない
・研究ありきっぽい

一般にもわかるように
・研究とそうでない人の距離
・距離を詰める方法

○双方の知識のわかる人を探す
○メリハリは大事

---

当日は、オーガナイザの方々の話を聞きながら、オーガナイザの方々も含めた
会場の意見がネットで書き込めて、閲覧できるような形式でした。
私は、iPod touchで閲覧しており、PCを持参していたら、
私も書き込みたかったです。(iPod touchで入力はしんどい)

オーガナイザの方々のお話を伺っていて、実際、自分自身が
振り返る良い機会になりました。

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